『年齢を重ねても、そして巻を重ねても。』
　20巻という読み切りシリーズの長期連載でも安定した面白さで読みごたえがあります。あいかわらず数学をキーワードにして事件に絡め、思わず調べたりして。
　でも今回は　2話目の『多忙な江成さん』にシンクロしてしまいました。ネタバレになっちゃうので内容は省略しますが、先輩江成さんのおばあちゃんが、「自分はお祖母さんであり、母であり、妻であったが、自分にとって私は私でしかない」という言葉に、年齢を重ねても自身とはそういうものなのかもしれない・・・と含蓄のある言葉に特に今回印象に残りました。
　まだまだ続いて欲しいマンガです。